最近、印象に残るお客様がいらっしゃいました。
長年、メフィストという靴を愛用されていた方です。
メフィストはフランス発祥の靴ブランドで、
履き心地が良く、足にも合っていて、
「これしか履けない」と思える一足だったそうです。
ところが、そのお気に入りのモデルが廃盤になってしまいました。
長年履いてきた靴だけに、
代わりを探そうとしたものの、
なかなか同じ感覚の靴が見つからない。
さらに、その方はこうおっしゃっていました。
過去のモデルは問題なく履けていたのに、
最近のメフィストの新作は、少し様子が違った
底材が以前よりも硬くなり、
いわゆる流行りの厚底仕様になっていて、
ネットで注文してみたものの、
「足に合わなくて、ほとんど歩けなかった」
という状態だったそうです。
🤖 今どきですね(笑)AIが勧めた一足
そこで色々と調べる中で、
AIに相談してみたところ、
「フィンコンフォートが合うのでは」
と勧められたそうで、
それをきっかけに当店へ来られました。
👞「海外靴」でも、作り方はまったく違う
店頭でお話しする中で、
そのお客様が、ふとこんなことをおっしゃいました。
「メフィストって、フランスの靴ですよね。
最近はポルトガルなどで作られているんですね」
実際、現在のメフィストは
フランス発祥のブランドで、主にポルトガルなどヨーロッパ諸国で生産されています。
これは、メフィストに限った話ではありません。
日本でもヨーロッパでも、
人件費の高騰や生産コストの問題から、
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設計や思想は本国で
-
生産は信頼できる他国工場で
-
ノウハウを共有して製造
という形をとるメーカーは、
今ではごく一般的になっています。
これは決して悪いことではなく、
現代の靴作りとして自然な選択でもあります。
では、フィンコンフォートは本当に「ドイツ靴」なのか?
ここで、改めて考えたくなります。
フィンコンフォートは、本当にドイツ靴なのか?
答えは、はっきりしています。
はい。本当に、メイド・イン・ジャーマニーです。
しかもフィンコンフォートは、
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生産はすべてドイツ国内
-
他国での委託生産はしない
-
製造ノウハウを国外に出さない
という姿勢を、今も頑なに貫いています。
今の時代では、
これはかなり珍しい存在だと言えるでしょう。
🛠 なぜ、そこまで「ドイツ国内生産」にこだわるのか
理由は、とてもシンプルです。
品質を、自分たちの目と手が届く範囲でしか
管理したくないから。
フィンコンフォートは、
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足の変形
-
歩行時の癖
-
長時間履いたときの体への負担
といった、
人の体に直結する部分を前提に靴を作っています。
だからこそ、
-
木型のわずかな差
-
素材の扱い
-
中底やインソール構造
こうした部分を、
外に任せない。妥協しない。
結果として、
靴の価格は決して安くありません。
しかしそれは、
ブランド料ではなく、作り方そのものにかかるコスト
だと感じています。
👣 長年メフィストを履いていた方が、虜になった理由
今回のお客様も、
最初は少し半信半疑でした。
「フランス靴は好きだけど、
ドイツ靴はどうなんだろう」
そう言いながら履いていただいた
フィンコンフォート。
数歩、店内を歩いて、
立ち止まり、こうおっしゃいました。
「……これは、ちょっと違いますね」
それは、
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柔らかすぎない
-
でも硬すぎない
-
足を“支えられている”感覚
長年、足と真剣に向き合ってきた方ほど、
この違いに気づくのがとても早いと感じます。
最終的にその方は、
「これなら、また長く履けそうですね」
と、とても納得された表情でお帰りになりました。
👟 フィンコンフォートは、ただのドイツ靴ではない
フィンコンフォートは、
足と生活を前提に作られた靴です。
靴は、
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治療器具でもあり
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ファッションでもあり
-
毎日の生活を支える道具
そのすべてを、
一足で無理なく成立させようとしている。
だからこそ、
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派手ではない
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でも、確実に体が楽になる
-
気づけば「こればかり履いている」
そんな靴になるのだと思います。
📝 最後に
お気に入りの靴が廃盤になり、
次が見つからずに彷徨う。
それは、誰にでも起こり得ることです。
でも、その先に
新しい選択肢が用意されている
というのは、少し救いでもあります。
もし今、
-
靴選びに迷っている
-
何足履いてもしっくりこない
-
我慢が当たり前になっている
そんな状態であれば、
それはあなたの足が悪いのではありません。
足が、まだ本当に合う靴に出会えてないだけかもしれません。
フィンコンフォートは、
足と靴の難民状態から抜け出すための
ひとつの「考え方」でもあります。